真珠はピンキリ! 形について
ここでは真珠の形ついて語ります。
大きく分けて ラウンド(丸)系 バロック(変形)系 の2種類。つまり 丸か丸じゃないかです。
ラウンド系には ラウンドとセミラウンド
バロック系には オーバル ドロップ バロック セミバロック ツイン 羽 突起(とっき)
このようにバロック系には多くの種類があります。
細かく見ていきますとオーバルやドロップは左右対称の変形で バロック セミバロックは左右非対称の変形。
ツインは貝の中に2個の核を入れ込み、偶然に体内でくっつき、くっついたまま真珠として育ったものです。
羽は丸系の真珠の一部が大きく飛び出ているものを指します。そして飛び出ている部分が真珠層な事と薄っぺらいという特徴がみられます。
突起(とっき)は飛び出た部分が丸みを帯びています。
もし羽や突起の飛び出た部分の真珠層がどんどん重なり大きく丸みを帯びると良質なバロックとなるでしょう。 なるかな?
ここで疑問を一つ。 セミラウンドとセミバロックの境は?
答えは 無しです。 境がないのです。
ではオーバルとドロップの境は? 無いんです。
こういう場合、各社で熟練のスタッフが各々の基準で選別しているという事になります。
私どもも同じです。
基本的にはラウンドが高価になりますので養殖業者は常に丸い形を狙って育てます。使用する核の形も真円であるかどうかは厳しく見ています。
しかし相手は自然だったり生き物だったりする事でラウンド真珠として貝から出てくるのは半分程度だと思います。
あああ!難しい!
難しいからこそ面白い! それが真珠養殖の仕事です!