核入れ作業の始まりです
Yamashita-Pearl は養殖からデザイン、販売まで一貫してお届けしております!
養殖作業は言うまでもなく重要な作業です。
中でも この時期に始まる玉入れ(核入れ)はとても技術のいる作業で
真珠の出来栄えに影響します。
核入れとは、卵巣のある場所にメスで細胞と核を優しく入れていく作業で
神経や筋肉、卵巣にくっついている腸を傷つけないよう繊細な技術が必要です。
まず、前準備として
事前に母貝に栓をさし貝が開いた状態にしておきます
こちらは核と共に入れる細胞片の準備です。
ひも状の外套膜が15〜20に切り分けられています。
この外套膜は貝殻の成分を分泌するので
この細胞片と核を一緒に入れることで
核の周りに真珠層が形成され真珠が作られます。
こちらで核と細胞を卵巣に入れていきます。
(手元の銀色のカップに入っているのが核です)
水面張力を利用して器具に核をくっつけて卵巣まで素早く運び入れます。
非常に技術のいる仕事で一人前になるには数年かかります。
核が入った母貝はきれいに並べられ静かな海で養生します。
このあと真珠が採取されるまで約8ヶ月間は
表面についたフジツボや海藻などを取り除くなど、
日々色々な作業、管理が必要です。
皆様に美しい真珠をお届けするため
がんばります!!